みなさん、なぜeクリニックが『ビタミンC』と『ビタミンD』の2つのビタミンを、『マルチビタミン・ミネラル※』とは別に、あらたに製品ラインナップに加えているのかわかりますか?
※『マルチビタミン・ミネラル』にも、もちろんビタミンCもビタミンDも含まれています。
もちろん、意味があって『ビタミンC』も『ビタミンD』も『マルチビタミン・ミネラル』とは別に製品ラインナップとして揃えているんです。
まずはビタミンCから…
ビタミンC
ビタミンCは、またまた今、とても注目を浴びています。
ビタミンC(アスコルビン酸)は、みなさんよくご存じのように、生体内で起こるほとんどすべての代謝反応(特に生体防御反応)にかかわる、非常に大切で、生命維持に不可欠な物質です。
具体的には・・・
- 抗ウイルス作用(インターフェロンの合成を促進)
- 白血球機能の亢進
- Tリンパ球、NK細胞の増強など…免疫機能の強化
- 抗酸化作用(特にビタミンEを還元して元に戻すなど)
- 美肌効果
- コラーゲンや骨の維持強化
…などなど、多岐にわたる効果がすでに周知されていますが、新たに
- 筋肉の維持・強化にもなくてはならない!
…ことがわかり、ますます脚光を浴びている、今日この頃なのですが… ビタミンCには大きな弱点があります。
ビタミンCは半減期が短いので1日1回の摂取ではなかなか効果が期待できません。現在ビタミンCを摂取している方は世界中に多くいらっしゃいますが、ほとんどの方は1日1回ではないかと思います。とすれば、もしかしたらあまりビタミンCの恩恵を受けていないかもしれません。なぜなら1日中高い血中濃度を維持するには水溶性のビタミンCなら1日3回以上の摂取が必要だからです。ちなみに一気に大量摂取しても吸収率が激減し(吸収率は摂取量に反比例)、かつ、一気に排出されてしまうのでNGです。
私たちヒトはなぜかビタミンCを体内で合成することができません(…ヒト以外のほとんどの生物はビタミンCを体内で合成することができるんですが…)。ビタミンCのニーズは一定ではなく、環境(寒冷、運動、ストレスなど)によって大きく左右されます。それはつまり、私たちヒトは、環境の変化に即応ができないという…わりと致命的な宿命を背負っているんです。
水溶性ビタミンCの、この大きな弱点を解消するために、私たちは脂溶性のビタミンC(L-アスコルビン酸パルミチン酸エステル(パルミチン酸アスコルビル) C22H38O7 )をあえて作成し、みなさんに推しているわけなんです(構造式は下図)。
脂溶性ビタミンC
水溶性ビタミンC
水溶性のビタミンCを脂溶性に変えてしまえば、~24時間(約1日)体内にとどまってくれますので、1日1回の摂取でも最高濃度をキープできます。ただし、脂溶性のビタミンCは一般的には少し割高になってしまいます…が。
「ここだけの話、eクリニックが推しているサプリコアの脂溶性ビタミンCは、実はとてもお買い得なんです! 資材高騰の昨今、ゆくゆくは実勢価格に戻ってしまうと思われますので、購入するならぜひ今のうちに!」(岡本医師の独り言です)
ビタミンCのまとめ
ということになると思います。
ここでよくある質問…
じゃあ脂溶性ビタミンCを『マルチビタミン・ミネラル』に入れればいいんじゃないか?
実は私たちも当初そう考えていたんですが、技術的にはそう簡単にはいかないんですよ。
パルミチン酸アスコルビルを均等に含有させるのはなかなか難しいらしいです~
次にビタミンDです。