抗花粉症サプリ

疾患とサプリ

花粉症は、もともとは寄生虫を排除する免疫システムです。今の日本人にはほとんど要らないシステムですが、なぜかそのシステムがまだしっかりと稼働しているんです。つまり花粉症は免疫システムの誤作動と言っていいと思います。今、日本人の2人に1人が花粉症ですが、まだまだ現在進行形で患者さんは増え続けています。

花粉症に対する対策はいろいろありますが、定番の定番は、花粉が本格的に飛び始める前から(立春頃から)、お薬をのんでおく(市販薬もたくさんありますね) …というものですが…
有害な薬を(薬はすべてに副作用がある)、場合によれば5月頃まで(人によれば年中)長期間ずっと飲み続けるというのはどうなんでしょうか? あまりにも芸がないとは思いませんか?

いっぽう、栄養保険をしっかりかけておけば、花粉症が発症しない、あるいは発症しても症状が軽くてすむ公算が高いとなれば、とても理にかなった方法じゃないでしょか?!


花粉症(免疫誤作動)を抑えるベースサプリメント成分の最有力候補は…、なんといってもビタミンDですね! 
これは医療界ではあまりにも有名な話ですが…意外に試している人が少ない…不思議です!

私たちが常々お勧めしている、ビタミンD(正確には『250HビタミンD3』ですが)の血中濃度測定をされたことありますか?

ビタミンDについては、骨粗鬆症はもちろんですが、その他にも、ほとんどすべてのがん、感染症(新型コロナ渦で有名になりました)、炎症性腸疾患、糖尿病、多発性硬化症、自己免疫疾患、アトピー、関節リウマチ、花粉症、慢性疼痛…にも効果が期待できるとして注目されていますので、自身の血中濃度を知ることは現代人のMUSTです。…しかも、ほとんどの日本人(世界中の人も)が不足しているのですから、花粉症対策のためにも、ちゃんと補っておくべきですね。

よくある質問

「お医者さんでもらう活性型のビタミンDとベースサプリの貯蔵型(不活性型)のビタミンDの違いは?」

ベースサプリに含まれる貯蔵型(不活化型)ビタミンDというのは、必要に応じて、体内で肝臓、腎臓を含め様々な臓器や免疫細胞で活性型ビタミンDに変換されます。だから過剰症の心配がなく過不足なく血中濃度が保てます。それとは違い、お医者さんが処方するお薬の活性型ビタミンDは過剰症の心配もありますが、骨に選択性をもたらしている点も、貯蔵型と大きく異なります。また処方されている量も少なすぎます

…一般的な処方では1日の服用量が0.5μg~0.75μgですが、私たちが勧めるベースサプリの『ビタミンD』の1粒には25μg、『マルチビタミンミネラル』6粒には13μg含まれています。つまり、量的にも足りないことと、骨粗鬆症含め、不活化ビタミンDの方が圧倒的に効果的である、ということです。…このあたり知らない人が多いのではないでしょうか、ですから私たちはしきりにビタミンD測定ベースサプリ摂取を勧めているんですよ (笑)

ちなみに、(僕の患者さんに限ったことかもしれませんが)、お薬だけで骨粗鬆症が改善する患者さん、僕はみたことがありません。

次に抗花粉症サプリとして期待できるのは… ファイバーオメガ3、そして最近話題になっている亜鉛(Zn)でしょうか。

ファイバーがなぜ?
これも有名な話ですが、ファイバーを豊富に摂取するとTreg細胞(Tレグ細胞)が育つからなんです。Treg細胞とは制御性T細胞(制御性免疫細胞)のことで、免疫応答システムの過剰反応(暴走)を抑制したり(負の制御機構)、免疫の恒常性維持を保ったりと、重要な役割を果たしています。つまり免疫が誤作動しないように暴走しないようにしてくれる重要な免疫細胞なんです。で、このTreg細胞は腸内環境で育つんです。正確にはちゃんとした腸内環境で育つというべきかもしれませんが、そのためにはファイバーが欠かせないんですよね。
…このファイバーも昨今、日本人、大幅に不足しています。…だから花粉症が増えている、1つの要因にもなっているとも云われています 。

先日、「老化予防にオメガ3が効果的!」と、スイスのチューリッヒ大学がセンセーショナルな発表をして話題をさらっていましたが、老化予防はともかく、花粉症にも効果が期待できます。
なぜなら、オメガ3には炎症を有意に抑える作用があるからです。炎症とは免疫応答反応ですよね?! つまり花粉症に効果が期待できる、理屈に合ってますよね。
このオメガ3も日本人は足りていない!

亜鉛ってすごいんですよ! 知らない人もいらっしゃるかもしれませんが、約500の酵素に必須ミネラルで、抗酸化、生殖、免疫、味覚、創傷治癒・・・と働きも多岐にわたります。またタンパク質の構造維持にも大きな役割を果たしていますし、さらにセカンドメッセンジャーとしても機能しています。

なぜ花粉症に?ということですが、この亜鉛は免疫細胞である白血球にも含まれており免疫作用を高めます(整えます)。また、花粉の侵入を防ぐ粘膜を強化する働きもあり、有意にアレルギー反応を軽減することが期待できます。 いっぽう、亜鉛不足はまれとされていましたが、最近、多くの人(年齢性別を問わず)が不足していることがわかってきました(特に、ベジタリアン、高齢者、そして日本人は不足のリスクが高い)。ぜひ補っておきたいミネラルの1つです。

さらに、抗花粉症サプリとしての成分を挙げれば…

ビタミンではビタミンB群、ビタミンC 、ビタミンE 、ミネラルではマグネシウムセレン(セレニウム) も、花粉症に効果(予防や症状緩和)が期待できるとの発表も多々あります。これらは、すべて『マルチビタミンミネラル』がカバーしていますよ。

実際に私の患者さんですが(お年寄りも多いのですが)、ベースサプリをしっかりと摂っている方は、ほとんど花粉症の訴えがありませんので、理屈通りかなと私は合点しています。

今回のレクチャーのまとめ

WHAT
  • マルチビタミンミネラル ファイバー  オメガ3 亜鉛 + ビタミンD
WHY
  • 花粉症は免疫システムの誤作動である
  • 花粉症対策(予防や症状軽減)には、免疫反応を整える(誤作動を緩和)必要がある
  • 日本人はビタミンD、ファイバー、オメガ3、亜鉛なども不足している
HOW
  • ベースサプリを摂取しておく
    『マルチビタミンミネラル』6粒~/日
    『オメガ3』2粒/日
    『ファイバー』5-10g/日
    をベースに、ビタミンDの血中濃度が低い方(<40ng/ml)、50歳以上の方、骨密度の低い方、室内で過ごすことが多い方、日照時間の少ない秋から冬にかけて、UVケアしている方は別に『ビタミンD』を1-2粒/日 をプラスしておくことが望ましい

・・・ということになると思います。

このレクチャーを機会にみなさんの理解が深まったなら、嬉しいです。みなさんの周りの人にも教えてあげてください。ぜひ健康度を高め、病気を予防し、老化を抑えていきましょう

岡本医師
岡本医師

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